お正月に飾る門松は、唐の時代に長寿を意味する松を家の門に飾ったのが始まりで、平安初期に日本に伝わり、室町時代に平安を意味する竹が添えられ現在の形になったと言われてます。また、新しい年の歳神様を迎える目印という役割もあると言われてます。
玄関先を清め、悪い鬼又は邪気が家の中に入らぬように門松をたてて、新年の神様をお招きするという意味を持っています。
門松に竹と松が使われるのは、「神が宿る場所が永遠に続くことを願って」の組合せになります。
[松] ・・・
一年中みどりを保つ松の持久力。(マツは“持つ”に通じ、長寿命につながるといわれます)。
[竹] ・・・
屈することなく、すくすく伸びる竹の成長力。力強さの象徴でもあります。
[梅] ・・・
春、百花にさきがけて花を開き、ふくよかに香る梅の生命力。
[南天] ・・・
「難を転ずる」
霜・雪・雨があたらない場所が綺麗に長持ちします。(但し期間を限定して飾るものなので、置きたい場所(屋外)で良いと思います。)
暖かい部屋や、光が強い場所では松が開いてしまいます。室内に飾るときは気温の低い玄関がお勧めです。(暗くても平気です)
※基本的には門松は屋外に飾るものです。(「神様の目印」という由来のため)
お水は葉ボタンの株もとめがけて少量与えて下さい。(鉢内部にシートが敷いてありますので、水が多いとあふれます。)
少量で十分です。できれば、3日に1度くらい与えて下さい。 また、お水をあげると下からお水が流出します。
室内で飾る方は、濡れてもいい場所で潅水してください。
※飾りピックですが屋外に飾ること(雨)を想定し、ビニールカバーをつけたままでお届けしています。ビニールは外さず、そのまま飾ってください。
地方により、いわれ・風習は違うので「正解」はありません。ただ、26日(25日)以降といわれております。
31日に飾るのは「一夜飾り」と言って避ける風習も。(神様をお迎えするにあたり、1日だけでは誠意が足りないというのが由来だそうです。) また、29日に立てるのは「九松」と言って「苦待つ」に通じると 嫌われる風習もあるそうです。遅くとも30日にたてるのがよいでしょう。
1/7までが「松の内(神様がおられる時期)」と言われています。そのため、1/7まで飾るのが一般的です。
(ただ地域によっては、1/10、1/15、1/20までという地域もあります。)
※正月が終わり門松を片付けた後も、切花の梅や葉牡丹などはそれ以降も楽しむことができます。
門松を対(つい)で飾る時、「竹の向き(順番)」に注目してみてください。
左右の門松の配置により、2番目に背が高い竹が「内側」に入るか「外側」に入るか違ってきます。
⇒2番目に背が高い竹が内側(玄関側)に入るように設置することを、「内こぼれ」または「内飾り」と呼びます。
この飾り方には、「福を招き入れる」という意味があり、お客様を「福」とも考える商店などでよく使われる置き方です。
⇒2番目に背の高い竹が外側になるように設置することを、「外こぼれ」または「外飾り」言います。
この飾り方には内側の災いなすものを外に逃がすための飾り方ということらしいです。
・・・・・ 少し余談になりますが、
「外こぼれ」は早く自立してほしかったり、嫁にいってほしい子供がいる家、
「内こぼれ」はお嫁さんがほしい家、といわれる説もあるそうです。
門松は地方地方で、いろいろないわれがあります。
そんなことも考えながら飾っていただくのも門松の楽しみの一つではないかと思います♪
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